100V機器に接続できる人感センサー(YX-358A)の改造

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100V機器に接続できる人感センサー(YX-358A)の改造

はじめに

AliExpressで、100Vで動作している機器に接続できる人感センサーが販売されていました。
100V機器の手前に接続することにより、人を検知すると一定時間のみ機器への電力を供給するものです。
人感センサー機能のない100Vで動作するライト等を、人感センサー機能に対応することができます。

ダイソーで販売されている330円の「人感センサーケーブル」はUSB接続の5Vですが、こちらはAC100Vで動作します。

購入時は、2個入りで270円(送料込み)と激安でした。

開発環境

使用パーツ

YX-358A

抵抗セット

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製品仕様

負荷電力40W以下
入力電圧AC100〜240V
検知角110 °
検知距離4〜6m
遅延時間約45秒
防水等級IP22
動作温度-20 ℃〜+40 ℃
記載箇所により数値が異なるため、正確さは怪しいです。

負荷電力が40W以下とありますので、電力の大きい機器の接続はやめた方が良いと思います。余裕を見て機器を選びましょう。

遅延時間とは、人感センサーが検知して接続機器がONになってからOFFになるまでの時間です。約45秒と記載されていますが、実際には20秒程度でした。レビューでも20秒前後の投稿があるため、私の個体だけの問題ではないようです。


<<接続イメージ図>>

改造内容

トイレにある窓取付形の換気扇(FY-08WS2)に接続して使用したかったのですが、遅延時間20秒では短くて不便でした。そのため、遅延時間を長くする方法を探してみると、情報がありました。👉https://github.com/peff74/PIR_YX-358A

抵抗を交換するだけで遅延時間を変更できます。抵抗値と遅延時間の表をまとめてくれていますので、設定したい時間に合う抵抗を用意して交換します。

https://github.com/peff74/PIR_YX-358A?tab=readme-ov-file#ontime-mod

遅延時間は10分程度が良かったので、620kΩ付近の680kΩの抵抗を使用しました。

改造作業①分解

まず、ケースから基盤を取り出します。

👈画像にある爪を押してケースの底を外します。
すると、ケースから基盤を取り出すことができます。👉

改造作業②抵抗取り外し

交換する抵抗は右図の赤枠部分です。👉

ピンセットで抵抗を掴みながら半田ごてで熱すると取り外すことができました。

改造作業③抵抗取り付け

交換する抵抗を取り付けます。

👈先ほど取り外した箇所の下側に取り付ける抵抗の足を半田付けします。
抵抗の反対側の足を基盤裏の右の箇所に半田付けします。👉
元の抵抗があった箇所に取り付けるには小さすぎるため、片側は基盤裏に半田付けしています。

ケースに戻して改造作業は完了です。

動作確認

遅延時間を10分程度にするために、680kΩの抵抗を取り付けると、10分~15分程度になりました。

また、トイレの換気扇に接続するため、周りが明るくても動作させる必要があります。そのため、明るさを検出しているセンサーをマジックで黒く塗りつぶして、常に暗い状態を作りました。

これにより、トイレに入ることで自動的に換気扇が10分間動作し続けることが可能になりました。

おわりに

ESP32と赤外線センサー、リレーモジュールを使用して実現することも考えましたが、改造の情報があったためよりシンプルに実現することが出来ました。

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